Hideyuki Ikeda5月2日1 分5月2日記す 本是「捨己從人」、多誤「捨近求遠」。所謂「差之毫釐、謬之千里」、學者不可不詳辨焉!是為論。本来は『己を捨て人に従う」(無心になり自然に対応する)ものだが多くの人は誤って近くを捨て遠くを求める。差はわずかだが誤りは千里の程もある。学ぶものははっきりこのことをわきまえなければならない。 このことを論とする。 例えば船が沈没して海に投げ出されたとする。...
Hideyuki Ikeda4月29日2 分4月28日記す 毎見數年純功、不能運化者、率皆自為人制、雙重之病未悟耳!何年練習を積もうともうまく運化(勁を流す事が)できなければ人に制されたしまう(やられてしまう)双重の病を未だ悟らないからである。 勁をうまく流さなければ人に勝つことはできない。双重の病から抜け出せないからである。 この言葉で中国語のわかる人に聞くと耳は大した意味はないとのこ...
Hideyuki Ikeda4月28日1 分立如平準、活似車輪。偏沉則隨、雙重則滯立てば天秤のように、動けば車輪のように 偏って沈めば動きは崩れ、双重であれば動きは滞る 立てば天秤のようにとはどういうことか。 左右上肢を釣り合わせる事です。綱渡りをする人は両手で水平に棒を持って均衡を保ちますね。左右の手の関係は静となります。左右どちらかに傾けばそれを修正...
Hideyuki Ikeda4月27日1 分4月26日 察「四兩撥千斤」之句、顯非力勝、觀耄耋能禦衆之形、快何能為?察せよ、「四両で千斤を撥く」の句を 明らかに力で勝つのではないのは明らかだ 老人が大勢に勝つ事ができるのは、技が速いからではない。なんと痛快なことか 小さな力で大きな力をはねのけることができる。これこそ技ですね。技は偶然ではありません。テコや円運動の原理が働いているのです。...