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執筆者の写真Hideyuki Ikeda

5月28日記す       私の蹴りの考え方

空手などでは多くの人が蹴る側の足の膝から蹴っているように思えます。

ナイハンチの波返しでも膝から足を挙げている人がほとんどですね。

私は体軸と軸足を合わせ蹴る側の脚は虚にして蹴ります。それが私の考えです。膝からのスナップで惰力が使えるからです。

この虚実の考え方は防御でも使ってます。

蹴りを防御する時は相手の軸足に私の体軸を合わせるようにします。そうすると相手は蹴りにくいし蹴っても威力は半減します。

相手の実を制するのです。

太極拳の場合

膝蹴りの代わりに堤を使います。

堤とは軸足を実として膝を上げる方を虚にして膝を上げる技です。膝を上げる方の膝からは出さず軸足から膝を出すのです。

蹴りにも虚実の考え方はとても有効なのです。

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