武術の陰影と言ってもなんのことかわからない人がほとんどだと思います。
でも私の感覚では武術でも陰影が大事だと思うのです。
太陽は満遍なく光を与えてくれます。そのものの遠近や大きさで陰影も違ってきます。
絵を描くときこの陰影をうまく表現できた方が深みがでます。
武術でも身体の一部しか動かない動きと全体で動いているのとでは何か風格が違います。
構えでも肘だけが誇張された構え、突けば前腕しか動かない構えと全身の関節がつながった構えとでは風格が違います。全身がつながった構えでは上腕、前腕と打ち出せます。
その風格の違い、表現の違いを私は陰影の違いと表現しているのです。
例えば構えを絵を描くときその構えの陰影をうまく表現できた方が説得力のある絵になるということです。
では陰影のある構えとは
自然に構えることです。
自然に構えるとは
体軸から構えることです。
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