武術の武は戈(ほこ)を止めるという意味です。
自分や周りの人に危険か及んだ時にそれを避けることが一番の課題なのです。
できるだけ早く相手を封じること
そのために順と背の理論があります。
相手が後ろに向いていれば前を向いているより危険は少ないですね。封じることも可能です。
では背の状態をどう作り出せばいいのでしょう。
私はベクトルを変えればいいのだと気づきました。
関節は相反する極で連携してます。
例えば前腕なら手首に近い方と肘の近い方ではベクトルが違います。前向きのベクトルの攻撃に対して後ろ向きのベクトルになる部位を受ければ背の関係を作れるのです。
何も相手を後ろ向きにしようと努力する必要はないのです。
私は技の三原則のことをよく言います。
方向、スピード、タイミング
受けるタイミングを使い相手の攻撃の反対のベクトルを作り出し相手を素早く封じること
このことは武術でとても有効です。
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