太極拳の対人練習の推手をあらためて考えてみたいと思います。
海に沈む太陽の光が人それぞれに一直線につながることは不思議でした。太陽も地球も丸くその中心がつながるからそこに立つ人それぞれにまっすく光が届くのだと今は理解してます。
推手では手を合わせて相手と向き合っています。
動けば力はぶつかります。相手と自分の体軸を合わせます。お互いの体軸の動きからそれぞれの関節の円運動をつなげていけば力はふつからず自分も相手も身体のエネルギーの流れができます。
例えば肩筋肉を丸く鍛えたマッチョの人は肩関節の中心と筋肉の中心が少しずれて関節の連携がしにくいかもしれません。肩関節の真ん中を意識して動く必要があります。
一つだけ円運動をしても力は繋がりません。ベルトコンベアのように円運動してもそれが連携することが大切です。相手の軸と自分の軸が合えば関節の動きもぶつからずに動けます。
推手はとても高度な訓練方法だと思います。
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