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4月23日記す 五輪書から

身のあたりという云う事

身のあたりは、敵のきわへ入こみて、身にて敵にあたる心也、。

少我顔をそばめ、我左之肩を出し、敵の胸にあたる也

あたる事

我身をいかほどもつよくなり、あてる事

いきあひ拍子にて

はづむ心に入べし、此人事入なるひ得ては

敵二間も三間もはげのくほどつよきもの也、敵死入ほどもあたる也、

能々鍛錬あるべし


体当たりとは、敵の間際に飛び込み、身体で敵にぶつかることである。

自分の顔をややそむけ、自分の左の肩を出し、敵の胸にぶつかるのである。

ぶつかるには、こちらはできる限りの力で、呼吸を合わせてはずむように飛び込んでいくのである

こうして飛び込むことに修練を積めば、敵を二間も三間もはねとぱすほど強力となるもので、敵か死んでしまうまでにぶつかることがてきるものである。

よくよく鍛錬するように。

 
 
 

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