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執筆者の写真Hideyuki Ikeda

5月5日         動と静

太極拳経には別れれば動、合えば静と書いてあります。動と静は相反する極。エネルギーの動きですね。エネルギーは流れます。流れるものとは何でしょう。液体ですね。気体は浮きます。隅々に流れるために液体を通して動きます。酸素は血液を通して流れます。もし血液の流れが止まると頭に酸素は行かなくなります。だから人間は水穀の器なのです。多くの植物も水分がないと枯れていきますね。人間も水分が流れないと生きていけません。水分を流しているのは呼吸と関節の働きです。口を開けっぱなしでは食べたものを取り入れることはできません。口を開けたり閉めたりして食べますね。相反する極の働きです。呼吸も吸ったり吐いたり相反する極の働きです。関節は相反する極で連携してます。だから身体エネルギーは流れます。基本は関節を開いて動き関節を合わせて静となります。人間の自然な行為です。この自然な動きで人間は生きているのです。赤ちゃんは母親の体内の羊水の中で自分から呼吸もしないでも生きていけます。母親がエネルギーを流しているからです。人間のパワーは本来はこの流れから生まれるのです。決して筋肉だけの力ではありません。力任せの型や套路をやって強くなると信じている人は近くを捨て遠くを求めている人なのです。太極拳でも身体の使い方を間違い大腿四頭筋からの動きを優先すると間違いなく膝を痛めます。正しい新体操作法しないとかえって身体によくない結果ももたらせます。

ただゆっくり動けば健康にいいというものではないのです。身体の仕組みに沿った自然の動きでなければならないのです。

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