top of page

2月9日記す       空拳

武術をやっていれば拳の握りはとても大事だと思います。空手を始めた時、拳はしっかり力を込めて握るものだと思っていました。巻藁突きも一生懸命やりました。

太極拳で空拳を知りました。空手時代では思いつかなかった発想です。中指と人差し指の爪の部分を親指で押さえます。掌の中に空間を作り中指と側に薬指と小指を添えます。

親指側の陰と四本の指の陽の中の空間に太極が生じます。

腕を通し身体自体が力まなくなります。身体が力まないとどうなるか。

丹田を感じられるようになるのです。

空拳で突くと親指と四本の指の相反する極から捻りが生じ螺旋の中に運動軸(中心軸)を通して螺旋状に勁が流れます。そこに力みはでないのです。身体も力まず指それぞれの勁道を通して丹田に繋がるのです。

なかなか理解されないと思いますが、もし理解できたらその恩恵はとても大きいと思います。

 
 
 

最新記事

すべて表示
4月23日記す 五輪書から

身のあたりという云う事 身のあたりは、敵のきわへ入こみて、身にて敵にあたる心也、。 少我顔をそばめ、我左之肩を出し、敵の胸にあたる也 あたる事 我身をいかほどもつよくなり、あてる事 いきあひ拍子にて はづむ心に入べし、此人事入なるひ得ては...

 
 
 
4月18日記す 宮本武蔵

宮本武蔵がどういう人が会えないのでわかりません。でも彼の残したものから垣間見ることごできます。 彫刻や絵などやはり卓越してます。 五輪書を読んで 稽古に熱心に取り組むこと 研究すること 常に言っています。 彼が常に努力してきたことか伺い知ることができます。...

 
 
 
6月17日記す 「五輪書」から「たけくらべと云事」

たけくらべと云は、いづれにしても敵へ入込時、わが身のちぢまざるやうにして、足をものべ、首ものべて、つよく入、敵のかほとかほとならべ、身のたけをぐらぶるに、くらべかつと思うほど、たけ高くなって、強く入所肝心也、能々工夫有ぺし 訳...

 
 
 

Comments

Rated 0 out of 5 stars.
No ratings yet

Add a rating
bottom of page