この病を避けたければ陰陽をしらなければならない。黏(ねん)は走であり、走は黏である、陰は陽から離れず陽は陰から離れない。陰陽相済してはじめて憧勁となる。
病とは身体操作における偏りのことを言ってます。
剛に対して柔
順に対して背
どちらも力のぶつからない秘訣であり
剛に対して柔の技は結局は相手の裏をとることになり
相手の裏を取る技も結局は一方向に対して多方向で対処することになります。
「走」も「黏」も同じであると言ってます。
陰陽は表裏一体です。
わたしは憧勁とは勁が流れることを行っているのだと思います。
頭で考えて行動するとどうしても脳の意識によって動く随意筋の動きになりやすい。
随意筋だとどうしても部分の動きになってしまいます。
勁が流れる動きとは関節が連携する中枢神経主体の動きです。
陰陽相済してスムーズに勁が流れます。
関節は相反するベクトルで連携してます。意識的に部分的に動かず自然にして動けば相反する極で身体エネルギーが流れます。身体が自然に動くように部分的な力が入らないようにしなければなりません。相反する極が自然にできて自然に勁が流れるのです。
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