武術の流派も多く、その型(技)も多様だが、おおむね強いものが弱いものをいじめ、技の快い者が技の遅いものを負かすだけのことである。こんなことは自然の脳力であって、稽古を積んで得られることではない。
わたしは中国語がわからないのでウキペディアの口語訳をそのまま引用させてもらいました。
この内容から私なりの解釈をしたいと思います。
武術には特性があります。それは技には危険なものが多いということ。銃を誰もが待ってよければ
心無い人が利用すれば大変です。規制があります。銃を持つには資格が必要です。熊が出た時猟友会の人が対処したりしますが、誰もが銃を自由には持てませんね。
自然の力で惰力を持つと手加減できません。
石を投げた時、手から離れた石をもうコントロールはできませんね。投げた石には惰力がつき当たったらダメージを受けてしまいます。惰力をコントロールするのは化勁です。投げる方向を変えるだけで惰力をコントロールできます。
ピッチャーがフォークを投げたらカープを投げたりコントロールできるのは投げる前の指の操作です。技ですね。
技を習得するには長年の訓練が必要です。
練習で勢い余って大怪我をさせたりしないように
危険な技は封印して信用できるものだけに奥義として伝える。武術ではそんな風潮があります。
技に習熟すれば危険な技もコントロールができます。
包丁は料理にはなくてはならないものですね。
しかし使い方次第では危険な兇器にもなってしまいます。
使いこなす人次第なのです。
多くの武術の流派でもいきなり危険な技など教えたりしません。
技が習熟しないと
力の強いものが勝つ
速いものが遅いものより有利だということになりがにです。
それが自然です。
稽古を積み重ねて技が習熟すれば力の弱い者であっても速さが遅い者であっても勝つことができるようになるのです。
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