◯言葉からの解釈
懂勁を得た後さらに修練積めば技はより精妙になります。あれこれ試しながら黙々と取り組みます。徐々に心の欲するままに動くことができるようになります。
◯私の解釈
大人になり意識で動こうとすると随意筋主体の動きになりやすく本能的な動きをしにくくなってきます。
寝ようと意識してもなかなか眠れません。
睡眠薬などに頼らなければ自然に眠るしかないのです。眠ることを忘れた時自然に眠れます。
心臓なども筋肉で動いていますが、オートマチックで動いています。意識しないでも動いていないといけないからです。そのような筋肉を不随筋と言います。昔の人は日常生活の中で身につけていました。
便利な現代、なかなか本能的な自然な動きをするのは難しいですね。太極拳経で首尾一貫して主張していること
①勁という概念、部分的な筋肉の動きより身体全体を流れるエネルギーを使うということ
②統一体としての身体操作
主に大事なことはこの二つだと思います。
筋肉より勁を使ったほうが有効なこと、統一体としての身体の動きを理解したならさらに練習を重ねます。そうふると自然に身体が動くようになってきます。
Comments