見たまえ、ごく小さな力で重いものをはねのけることができるのは、あきらかに力で勝てるものではない。 また、老人が大勢に勝つことができるのも、老人の技が速いから勝てたのではない。 なんと痛快なことであろうか。
ウキペディアからの引用です。
四両の力で千斤をはじく(動かす)
小さいものが重たいものを動かすことができるのは明らかに力によるものではありません。
世の中でどんなものがあるかというもの
一つはてこです。
シーソーでは座る位置で重たい人を上に上げることもできますね。
もう一つは回転運動です。
井戸の滑車などがそうですね。
私は楊式太極拳の抽絲勁が「てこ」の原理だと思っでます。
上肢は捻らず下肢の動きに合わせます。
回転運動の利用は陳式太極拳の纏絲勁だと思います。関節の回転運動を利用して捻りを加え関節を連携します。
勁は流れるパワーです。筋力の速さより勝るのです。老人が大勢の人に勝てるのも筋力の早さではなく勁の技の賜物なのです。
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