無極の概念、普通はなんとなく素通りされてしまうような気がしますが、私にとってはかなり重要だと思いますのでしつっこくもう一度説明します。
甘いコーヒーを飲みたいとします。
コーヒーはそれ自体甘くないので無極ではありません。
砂糖はコーヒーではないので無極ではありません。
コーヒーに砂糖を加えて初めて無極になるのです。
しかしまだ砂糖をいれただけでは甘くないので甘いコーヒーとはいえいえません。かき混ぜて初めて甘いコーヒーという太極になるのです。
動かない時、背骨は湾曲してます。これでは体軸にはなりません。
回旋筋という筋肉はまるで縫ったように背骨についています。だから背骨は動けるのです。
大腰筋と腸骨筋を合わせた腸腰筋は背骨についています。
腰を引くと仙骨は骨盤の中に動きます。腰が立った状態になります。
腰がたつと体軸に近くなります。
まだ頭の真ん中と背骨の真っ直ぐの線が一直線ではありません。上から頭頂を吊り上げるようにすると体軸が完璧にできます。
この右側の座は軸足と腹心を合わせていますが左右は均等の動きはできません。体軸は均等の動きをします。この右の図ではありません。足を閉じている図、横向きの図はいいですが右側の図を体軸の図にするなら足を開いた時は体軸は足と足の真ん中に落ち両足は虚になるようにします。そうするとそれは体軸です。
体軸を作るために腰を緩めたり含経を作ったり
印堂のツボを意識したり様々な方法が太極拳にはあります。
体軸を作ると左右、上下、前後と相反する極ができます。
この状態が統一体としての無極なのです。
私はそう思います。
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