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8月30日記す 言葉の読み方

横田基地で太極拳のクラスを持っていた頃、クラスのアメリカ人が日本語はとても難しいと言っていました。

何が難しいかと言えば数え方が変則なこと

例えば本は一冊、2冊と「さつ」

ペンなどイッポン、ニホン、サンボン、ヨンホン、ゴホン、ロッボン、

動物などイッビキ、ニヒキ、サンビキ、ヨンヒキ、ゴヒキ、ロッビキ

鳥はイチワ、ニワ、サンワ、ヨンワ、ゴワ、ロクワ

などなど

本当にそうですね。

それは日本語が発音の音の響きを優先しているからだと思います。

私にとってもそんな言葉があります。

頭寒足熱

これは「ずかんそくねつ」

と呼ばれています。

でも私の中では「とうかんそくねつ」のほうが本当はスッキリします。

頭部「とうぶ」

ずと発音すると下にいく言葉です。

頭は上にあります。「とう」と発音した方が私にはしっくりいきます。

太極拳の言葉ても

「捨己従人」

これは一般的には「しゃきじゅうじん」

私には「しゃこじゅうじん」の方が発音的には力があります。

「後発先至」は「こうはつせんし」

と言われていますが「こうはつせんじ」

この方が私には言葉の力があります。

公にするときは一般的な読み方を使いますが、クラスの中では力の持つ言葉を私は使っています。

 
 
 

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