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執筆者の写真Hideyuki Ikeda

7月1日記す       開合について

太極拳においてよく開合と言う言葉が使われます。呼吸法では開で吸い合で吐きます。何が開で何が合なのでしょう。左右の関節の動きです。左右の関節を開くことによって息を吸い左右の関節を合わせることによって息を吐きます。

太極拳経では動は分かれ静は合う

と記載されてます。関節の動きが円運動とするなら定位置から分かれて動、定位置に合わせて静と言えますね。上肢の動きを天秤とするなら左右の関節の動きが開けば動、合わされば静と言えるのではないでしょうか。左右の上肢を勝手に動かすのではなく釣り合わせて動くことで統一体として動くことができるのです。左右の関節を開合で釣り合わせて動いていると考えられますね。

武術では上肢と下肢の関係を三合としてます。

腰と肩、膝と膝、足と手を合わせることを言います。下半身は基本は縦の動きです。足、膝、腰が縦に開いて動となり上肢はそれに合わせて手、肘、肩が連動して動き下半身の関節を合わせることで静となります。それに合わせて上肢も左右の関節が合わせて静となります。

この動きのメカニズムが統一体の動きを可能にするのです。

卓球の選手をみると常に体軸から関節を合わせて動いています。

下肢の関節の動きは上下に開いたり合わせたらして動いていますし上肢の動きは体軸からバランスをとって左右の関節の開合で動きています。

武術でも力任せではなく体軸を中心として開合で動きたいものです。

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