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執筆者の写真Hideyuki Ikeda

6月17日記す      捨己従人

太極拳経の最後の部分は正直私にはある意味衝撃的でした。最後として物足りないのです。

こんな終わり方していいのと思ってしまいました。

捨己従人の言葉は後発先至とセットで知っていました。その言葉を知ったのは推手の本からです。

推手の極意です。

逆らわす後から発して先に至るようにしなさい。

正に化勁ですね。人間の身体は相反する極で連携しています。攻撃されたところから抵抗せず影響受けてないところを動かすと相反する極となって相手に先行できます。折り返しの理論です。

なぜ太極拳経で後発先至に触れていないのだろう。ずっと疑問でした。

この答えが最近見つかりました。

後発先至は意識で行うものでないからです。意識してやるとそれは自然の動きになりません。体軸を作って相手に逆らわす自然に動けば後発先至になるのです。

太極拳経で主張してきたことが捨己従人すれば自然に行われるのです。

なんですごいのだろう。

改めて太極拳経の凄さに感動しました。

人の過ちは近きを捨て遠くを求めること

近きとは自然の動きのことなのだろう

私はそう理解しています。

王宗岳先生に感謝‼️

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