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6月24日記す       動と静

動は分かれ静は合う

太極拳経にはそう書かれています。

またこうも書かれています。

立てば天秤の如く

動けば車輪のように

私の解釈です。

上肢は左右を静の関係にする(合わすこと)

それには肘の位置がとても重要です。肘が耳より後ろですと肩甲骨はうまく働きません。肩の真ん中(肩隅というツボ)が耳の位置と合っている状態にしなければなりません。それが含胸なのです。そうすると左右の上肢を釣り合わせることが可能となります。

下肢は膝を緩めて左右のバランスをとって動く

→膝からの動きでは大腿四頭筋が固まって左右のバランスをとって動くことはできません。背骨から左右に骨盤についている腸腰筋を使うと膝が自由になり左右のバランスをとって動くことができます。左右のバランスを取ることにより左右の足を車輪のように動かすことができます。膝からの動きではできません。背骨から左右の骨盤についている腸腰筋をバランスよく動かすことで車輪のような動きが可能となるのです。

それには湾曲した背中では腸腰筋は働きません。

腰を立た背中を伸ばし体軸としなければ腸腰筋は使えないのです。

股関節をゆるませ腰を立たせること

含胸を作ることが体軸を作る条件なのだと私は思っています。

体軸があるからこそ動と静をうまく使うことができるのです。

 
 
 

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