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執筆者の写真Hideyuki Ikeda

6月13日記す       不過不及 随曲就伸

指導の中で下勢独立の時の足の出し方の質問がありました。質問者は足を横に出す時足裏全面を着くようにして出していました。踵の一点にしないと膝からの回転は使えません。そこからつま先を挙げて向きを変えても下腿の動きになり上腿に繋がっていきません。下腿だけの動きだと前の足の向きを変えても後ろの足は全く動きません。片方が動いている時に片方が動かないので不過不及 随曲就伸(行き過ぎすぎ 行き足りず 曲がった分だけ伸びる)になりません。

部分全体を使ってしまうと関節自体が動いてしまって次の部位に繋がっていきません。勁道から関節に相反するベクトルの働きかけがあって不過不及 随曲就伸ができるのだなとあらためて感じました。関節は部位と部位とをつなぐ役目をひているのです。関節自体が動いてしまっては役目を果たせません。質問者も踵からの一点の変化から動きがスムーズになりましたと納得していました。関節が連携せず関節自体が動いてしまうので随曲就伸にならなかったと理解することがてきたようです。

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