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執筆者の写真Hideyuki Ikeda

5月9日         虚領頂勁、氣沉丹田、立如平準、活似車輪

立如平準、活似車輪

上肢は天板のようにバランスを保って動く(左右の上肢の関係は静)下肢は膝を用いて車輪のように動く

そのように私は解釈しています。

左右のバランスを保つためには軸がなければなりません。

身体エネルギーは丹田から発し丹田に戻る

背骨が湾曲した状態では随意筋主体の動きとなり左右の上肢をバランスよく動あすことは難しいのです。特に頭は重さがあります。胴体にのせているだけにしないと軸として使えません。

その秘訣が虚領頂勁です。

首は力を抜きます。

私の父親は弓道をしでました。よく目で見て当たるのではなく耳で的を当たるのだと言ってました。

なんのことかわからなかったのですが今ならわかります。耳を意識すると背中が伸びて体軸ができます。首の力も抜けます。丹田から発した気は田田に戻します。その作用は関節を合わせることによってできるのです。動は分かれ静は合う

です。

この気の流れは下肢は含みません。下肢は動きに徹するのです。それも車輪のように。左右の腸腰筋の動きで下肢の虚実を作ります。

大腿四頭筋は使わないようにします。ハムストリングで膝を自由にします。

太極拳経の言葉を考えることによって身体操作法の理解がふかまります。

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