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執筆者の写真Hideyuki Ikeda

5月9日 太極拳経と私

皆さんは太極拳経と言われてもあまり関わってない人がほとんどだと思います。

私もまずは中国語がわからない。難しい漢字の羅列。到底意味なんてわからないと思っていました。でもなんとなくわかる漢字から取り組み始めました。漢字自体の言葉の魅力がそこにあったからです。太極と無極

何か宇宙の原理のような気がしました。エネルギーは相反する極から生まれます。

プラスとマイナス

中国で陳小旺先生の初めての講習では何も動くことはしませんでした。相反するものを言ってみてください。講習を受けている皆んなで相反するものをただ言うだけで最初の講習は終わったのです。でもこの経験は私にはインパクトがありました。ノートに相反するものを書くこともしました。思いつくだけ。表と裏、上と↓、右と左

天と地などなどきりがありません。

太極拳経で中国語がわからないなりに引っかかった文

太極者、無極而生、動静之機、陰陽之母也。動之則分、静之則合。無過不及、隨曲就伸。人剛我柔謂之「走」、我順人背謂之「黏」。動急則急應、動緩則緩隨

なんとなく見慣れた漢字がありますのでそこからいろいろ考えてみました。

まずは自分なりの訳

太極は無極より生じる

動と静の機なり

陰陽の母なり

行き過ぎすぎ行き足りず

曲がった分だけ伸びる

人が剛のとか我柔、これを走という

我順の時人は背 この関係を黏という

速い動きは応じろ

ゆっくりした動きは随行する

中国語がわからなくても普段使っている感じが多いのでここまで訳してみました。そこから剛とはなんだろう

柔とはなんだろう

動と静の機とはどういうことか

自分なりに考えて武術に当てはめて見ると

私の普段から考えている武術の三原則

技は方向と、タイミングとスピード

そのことと当てはまることに気がつきました。そこから太極拳経にはまってしまったのです。

結論は自然体で動くこと

これに辿り着きました。

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