本来は『己を捨て人に従う」(無心になり自然に対応する)ものだが多くの人は誤って近くを捨て遠くを求める。差はわずかだが誤りは千里の程もある。学ぶものははっきりこのことをわきまえなければならない。
このことを論とする。
例えば船が沈没して海に投げ出されたとする。
何人かいた場合みんなが仰向けになって手を繋いで丸くなって浮かんだ方が溺れないで済む。なかなかそれが難しい。大抵はもがいてしまうだろう。
物が落ちてきた時、考えている暇はない。逆らわす自然に避けるしかない。
相反する極で関節は連携して身体はできている。
いざという時、部分的な動きで抵抗するより統一体としての新体操作法をする方が効果的です。無心になって自然な動きに任せるしかないのです。しかしなかなかこれが難しい。多くの人は統一体としての動きができなくて部分的な動きになってしまう。無心になって自然な動きをすること差はわすがでもその結果は大きく違うことになります。
学ぶものはこのことをしっかりわきまえなければならないのです。
太極拳経の最後はこんな内容でまとめています。
要は筋肉に頼らず本来の内なるエネルギー(勁)
を使うことを主張しているのだと思います。
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