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執筆者の写真Hideyuki Ikeda

5月2日記す 太極拳経について

2回にわたって太極拳経の私の解釈をしてきました。

太極拳経で私が得たものはとても大きい。

人間は水穀の気で生きています。

身体を流れている液体によって生きてます。気体は上に上がりますが隅々には流れません。液体を通して流れていきます。血液が滞ると頭に酸素も行かなくなります。

身体の流れるエネルギーは液体なのです。その液体を動かしているのは呼吸というポンプのような操作。吸って吐くを通して水穀の気は巡ります。何故巡るのかと言うと関節自体が相反する極で連携しているからです。

人間の身体はとてもよくできていますね。

自然に生きていくことで正しい身体操作が行われます。しかし便利な世の中になり楽になればなるほど正しい新体操作法は失われています。

太極拳経の締めくくりは

捨己従人です。

あるがまま自然に生きること

それこそが論だと言っています。

余計なことを考えず自然に生きること。

武術の流れるエネルギーを勁と言います。

筋力より勁を流すことのほうが重要です。

体軸を作りバランスを保ちながら統一体としての動きをすることを太極拳経では主張しています。

そしてその結論が

捨己従人

私は原点にふりかってみました。

赤ちゃんのエネルギーの源

それは臍

母親からのエネルギーを受けるところ

それだけ意識すれば

捨己従人

自然な動きができるのだと確信しています。

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