推手でも技をかける時でも套路でも方角を意識するのだということを知っている人は少ないでしょう。しかし実際は関係あるのです。
地図上でいうと北は上、南は下 東は右 西は左ですね
しかし人間から考えると北は下 南は上 東は左 西は右なのです。
陰は上を目指し陽は下を目指す
北は地 陰の気になります
南は天 陽の気になります
東は心系 陽の気になります
右は肝系 陰の気になります
軸を作る時
引力は上から下にかかります
意識は下から上にかけます。
だから左に重心かければ左は虚となり
右に重心かければ杳となるのです
右は虚という概念ではなく杳という概念です
それは右は縦系ではなく横系だからです
自然の歩き方
筋肉を使うと全く分かりませんが
自然に歩くと左足は腰から右足は膝から出ているのです。
手は左は肩から挙げ右手は肘から上げているのです。
これは誰しも一緒です。
筋肉であるくと大腿四頭筋の動きで膝を悪くします。
太陽は東から上がり西に沈む
人間も陽から陰の動きをしているのです。
例えば雲手
右足は膝から上げ左足は腰から伸ばしているでしょう
陳式の新架式の一路の雲手では右から左に移動します。足を交差する場合右足は一旦踵を上げてから右足を交差します。
新架式の二路では雲手は左から右に移動します
この時は左足は踵を上げません。
雑によくできてますね。身体の機能をしっかりわかって作られているのです。
技や型をするときでも左から右へと意識するのです。太陽が東から上がり西に沈むように
空手でもこれが言えるのです。
右のカギ突きは膝、肘で打っていますが左のカギ突きは腰、肩で打っています。
サンドバッグを打つ時は右は膝、肘で打ち
左は腰、肩で打つ
これが自然なのです。
ここまで考えて太極拳は作られているのです。
すごいとしか言いようがありません。
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