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5月8日 動と静

太極拳経から思いついたことを気ままに書いてます。太極拳経では動と相反する言葉として静を使ってます。

動く、止まる

ではなく

動と静です。

関係性を感じさせますね。

分かれれば動、合えば静とも言っています。

車が動いたら動、別の車も動けば動

しかし同じスピードで並んで動くと2台の車の関係は静になります。

身体エネルギーでの動と静を関節から考えると相反する極を分けると動になり合わせれば静になるともとれますね。

身体操作では相反する関節の動きで動と静を考えることは重要だと思います。

統一体としての身体操作では左右のバランスが必要不可欠ですから。

太極拳経の

立如平準、活似車輪

という言葉を考えてみましょう。

上半身は天秤のようにバランスをとり下半身は車輪のように動く

私はそのような理解してます。

上肢はかってにバラバラに動くのではなく左右のバランスをとりながら左右の上肢は静の関係で動く。下半身は膝を利用し車輪のように動く。

そのことにより体軸からの動きが可能になります。

太極拳経の言葉一つ一つを考えていく作業は楽しいし、武術に役立てることができます。


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