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執筆者の写真Hideyuki Ikeda

5月20日記す       武術の陰影

いま新緑の自然が美しいと感じられます。一色ではなく木々の陰影が深みをもたらせていいですね。同じ緑でも陰影で様々な色を作り出しています。

ふと武術においての陰影ということを考えてしまいました。

構え一つでいろいろな味が出てくるものです。

相手と対峙したとき、私は体軸を作り体軸を中心に虚実から様々な陰影を作り出しているのだなとふと思ってしまいました。

関節は相反する極で連携しています。その相反する極から様々な陰影を作り出しているはずです。私の構えを絵で描いた時、その陰影を表現するだけで私をより立体的に描くことができますね。

絵にしなくても対峙した相手にはわたしの構えの陰影に深みがあればあるほど相手には対処しづらい相手になっていると思います。

そう考えると面白いですね。

自然をありのまま表現することはそれ自体芸術の域に近いのではないかとも思います。

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