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執筆者の写真Hideyuki Ikeda

5月17日記す       自然に動くこと

太極拳24式も立身中正で自然に動くと左は腰と肩から手が出ていて右は膝と肘から手が出ています。多分気が付かない人が多いかな。

攬雀尾では、左攬雀尾の時はポンの時は左腰からリーの時は右膝からジーの時は左腰からアンの時は右膝から手が出てます。

右攬雀尾ではポンの時は右膝からリーの時は左腰からジーの時は右膝からアンの時は左腰から手が出ています。筋肉で動いている人は左右同じで動いているのでわからないでしょう。

例えば双峰貫耳がありますね。右蹬脚の後に入っているからこそ次の動作のつなぎがスムーズなのです。左蹬脚の後は双峰貫耳は入ってませんね。入れるとつなぎはスムーズにはいきません。

左下勢独立では右足をあげるとき左足は45度外側に向けますが右下勢独立では右足はまっすぐ前に向けたままで左足を上げた方が自然です。

左右穿梭では左穿梭が終わった後右足のつま先を一旦上げて下ろしてから右穿梭をします。こうしないとつなぎが悪いからです。十字手では一旦右側に右手を低くおろしてから十字手をします。そうしないと肩がつまるからです。

二十四式はとてもよくできています。

左右の身体操作の違いを考慮して作られていると感じるからです。

意識的に左右の動きを意識する必要はありません。意識的にやるとかえって不自然な動きになります。

どうしたら自然の動きができるかと言うと体軸を作って動くと自然な動きができます。体軸も力んで作ると意味ありません。

簡単なこと。

お臍を意識するだけでいいです。

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