エネルギの循環を考えると左の心系(縦系)から右の肝経(横系)に流れる
左と右とは性質が違う
このことに気がついたのは40年くらい前から。
まずは起勢の時の手の高さが違うと指摘された事があってしかしどうやっても自然に動くと右側の方が手を前に出した時高い。
バーベルをベンチプレスで持ち上げる時どうしても左が上になる。バランスが悪いのに気づく。右足を立てるとちょうどバランスを保つ事ができた。
調べてみると自分の身体のバランスが崩れているのではなく左と右との性質が違うことによるものだと言う事がわかりました。高さが違うのは当たり前なのです。起勢で左手は肩からでますが右手が高かったのは右手は肘から出るからなのです。
バーベルで左手の方が高かったのは上にあげると左手は肩、肘と使うのに右手は肘からになるからです。体軸を使って歩くと左は肩と腰で歩くのに右は膝と肘で歩いているのに気がつきました。太極拳では左に身体を向けるのを左顧、右に身体を向けるのを右べんと言って呼び名が違います。
套路を調べると右と左の性質が違うのを考慮して作られていることがわかり太極拳のあまりの奥深さに感動しました。一生套路にとりくんでもそれだけの価値があるものと確信しました。伝統套路を確認すると虚実があり完全な調和でできています。
五行の土を完成させたら身体の向きを変えて歩法で五行を具現化していきます。
四正は不動のもの(静)四隅は四正の関係で動きます。(動)
完成度の高い套路
すごいです。
まるで宇宙を感じられるようです。
宇宙のエネルギーは相反する性質で成り立っています。
人間の身体も相反する性質で成り立っています。
太陽は東から昇り西に落ちる
地図上では北は上、南は下 東は右 西は左ですが
気の世界では
北は陰であり地でもあります下です。
南は陽であり天でもあり上です。
左は心系で縦の動きで左です。右は肝系で横の動きで右です。
自然な動きは宇宙と同じ
ああ人間って小宇宙だな
自然のまま動けば自然と一体になるのだな
それが憧勁の世界なのだな
なんて思いました。
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