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4月16日記す 五輪之書から

足つかひのこと

足のほこびやうの事

つまさきを少しうけて、

きぴすをつよく踏むべし。

足つかいは、ことによりて大小遅速はありとも、常にあゆむがごとし。

足に飛び足、浮足、

ふみすゆる足とて

是三ッきらふ足也

此道之大事にいはく

陰陽の足と云是肝心也

陰陽の足とは

片足はまかりうごかさぬもの也

きる時、引く時、うくる時迄も

陰陽とて、右左〜と踏む足也

返す返す片足踏むこと有ペカらず

能能吟味すべきもの也


足の運びは、つま先をやや浮かし、

きびすをつよく踏む。

足の、使い方は場合によって

大小遅速の相違はあるが、

普通に歩くように自然に使うこと

飛ぶような足

浮き上がった足、

固く踏みつけるような足の

三つはいずれもよくない

足の使い方にあって

陰陽ということが大切とされている

これは

片足だけを動かすのではなく

切るときも、退くときも

受ける時も

右左、右左

ト足を運ぶのである

くれぐれも片足だけを動かす動かすことがないよう

十分注意するようにせよ


 
 
 

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