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執筆者の写真Hideyuki Ikeda

4月24日記す       仰之則彌高、俯之則彌深。進之則愈長、退之則愈促。

仰ぐならますます高くし、俯くならますます深くする

進むならますます長くし、退くならますます促す


仰ぐとは上のことを指し、俯くとは下のことを指しているととらえます。

促すの意味を辞書で引いてみました。

  1. 物事を早くするようにせきたてる。また、ある行為をするように仕向ける。催促する。「—・されてようやく席を立つ」「注意を—・す」

  1. 物事進行をすみやかにさせる。促進する。「新陳代謝を—・す」「町の発展を—・す」


勁とは流れるものです。ゴールに至ればそこで動きは止まってしまいます。流れのベクトルが変わるのです。相手がいれば相手より目標(ゴール)をその先にするべきなのです。そうしないと勁のベクトルが変わってしまいます。

相手が上を目指せばその上を意識し、下を目指せばその下を目指す

進むなら相手の先を進むようにし、退くならますます促す。この「促す」ですが、相手の動きを誘い相手の攻撃を虚にする事だとわたしは理解してます。

具体的にポン勁を使うなら相手より上を目指し

アン勁を使うなら相手より下を目指す

そこで大事な事はただ上や下を目指すだけでは不十分だと私は思っています。

どこから目指すのかが大事なのです。私は丹田から勁を発して勁を背中から通すべきだ理解しでます。

海底針では海底から針を刺す

海底を下ととらえ意識を下に持って行く事だと言う人もいると思いますが私は海底を自分の背骨の下にある仙骨部分のツボと捉えています。そこから伸ばし右手の延長の下を目指す。その起動は下丹田だと思ってます。

上を目指すのも下目指すのも進む先を目指すのも退く先を目指すのも腰を立たせて仙骨から勁が流れやすい状態を作り下丹田から勁を発する事が重要だと理解してます。

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