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執筆者の写真Hideyuki Ikeda

4月22日記す       虚領頂勁、氣沉丹田、不偏不倚、怱隱怱現。

虚領頂勁し気を丹田に沈める

どこにも偏らず、どこにも寄りかからない

突然隠れ突然現れる


言葉を訳すとこのようになります。

虚領頂勁とは何か

首に力をいれないことだとわたしは理解してます。

首に力が入ると頭と胴体が一つとなってしまいます。頭と胴体が一つということになると胴体が傾くと頭まで傾いてしまいます。

仙骨と頭を合わせるようにするとうまく体軸を作ることができます。首に力が入ってしまうと頭の重さの影響をもろに受けてしまいます。頭は胴体にのせてる形にしてゆとりがあった方がいいのです。首に力が入らないこと

力を用いて頭頂を上にするのではなく虚として頭を真っ直ぐにし勁を上に流すのです。

気沈丹田

丹田とはこの場合下丹田のことです。

下腹部に位置し全身の気が集中するところです。

丹田から四肢に気を巡らせ丹田に気を収めます。

動作と呼吸を合わせることが有効です。

たいていは気を四肢にめぐらせるとき息を吸い吐く時に気を丹田に収めます。

不偏不倚、怱隱怱現。

偏らず、寄りかからない

突然隠れ突然現れる

私はイメージとしては回転ドアのイメージです。

片方のドアが現れたら片方のドアは隠れます。

偏らず寄りかかりもしません。

それを可能にしているのが軸です。

武術でも体軸はとても大切です。

虚実の攻防にも体軸の利用はとても有効です。

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